日仏都市会議2022 小屋組 - フランス・ベトナム・日本の歴史遺産の修理/ 再建をめぐって

2019 年4 月と10 月に相次いで発生したパリのノートルダム寺院と沖縄の首里城の火災は、世界遺産に関わる場所が被災したということで世界を震撼させ、木造の伝統について大きな議論を呼びました。日本のような長い木造建築の歴史をもつ国は当然として、組積造が主体であるヨーロッパにおいても室内や小屋組を木造とする点で古い技術とデザインを誇っています。
今回、木造・木質に関わる国際会議WOODRISEが開催されるのにともない、歴史的建造物の修復や再建をめぐって日本とフランス、そしてアジアの中で高度の木造文化をもつベトナムから専門家を招き、アジアと欧州を比較する場を設けました。外からだけではわからない屋根=小屋組に注目し、その隠されたメカニズムと保存修復に必要な智慧をめぐって活発な議論を繰り広げます。パリ、那覇、奈良、フエと世界遺産の向かうべき方向についても新たな知見を読み取って頂ければ幸いです。

主催: 日仏工業技術会、日本建築文化保存協会、在日フランス大使館科学技術部、アンスティチュ・フランセ関西
協力:フランス木材技術研究所、フランス国立木材技術産業大学、工学院大学、追手門学院
大学、東京理科大学、公益財団法人日仏会館
後援:林野庁、日本建築学会、HEAD 研究会
協賛:(株)竹中工務店、(株)総合資格
日程:2022 年5 月28 日(土曜日)13:30~17:50  開場 13:00
会場:アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
(参加定員50 名*)京都市左京区吉田泉殿町8
(対面及びオンラインによるハイブリッド形式、一般公開)
参加費:一般2,000 円、学生1,000 円、資料代含む
オンライン参加は無料、日仏同時通訳あり
申込: https://forms.gle/FYhn9DAHFCEFTXpt7
* 本会議の開催にあたり、新型コロナウイルス感染症対策として、当日の来場者全員に対する検温、アルコール消毒、マスク着用の義務づけ等を徹底し、さらに来場人数の約6割制限を遵守します。

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